ポーカーにジョーカーを入れてもいいのか迷う人は多いのではないでしょうか。ポーカーでは基本的に、ジョーカーを入れません。
もし入れた場合はいつもとルールが異なる上に、役の強さが変わってきます。ポーカーではジョーカーを入れないルールがスタンダードですが、入れる場合の遊び方を知っておくと、より一層楽しめるでしょう。
この記事では、ポーカーにジョーカーを入れた場合の役割とルールを解説します。ジョーカーを入れたポーカーの楽しみ方がわかるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
ポーカーにジョーカーを入れる場合の呼称と役割
ポーカーにジョーカーを入れてプレイした場合、ゲームの呼称やルールがいつもと異なるので、注意が必要です。ここからは、ジョーカー入りのポーカーで楽しむために押さえるべきポイントを解説します。
①名称は「ワイルドポーカー」
ジョーカーを使ったポーカーは「ワイルドポーカー」と呼ばれ特別な役割が設けられています。
ポーカーには以下のように、数多くの種類があります。
- 3カードポーカー
- テキサスホールデム
- パイガオポーカー
上記と同じように、ワイルドポーカーはポーカーの種類の1つです。
②「ワイルドカード」の主な役割
ワイルドカードの役割は、プレイヤーが希望する他のカードへ代用できることです。
例えば、あなたの手札が「♡3♡4♡6♡7+ジョーカー」だった場合、ジョーカーを「♡5」に代用すればストレートフラッシュを完成させられます。
上述した例のように、ジョーカーの役割は「すべての数字とマークに代用できる特別なカード」と覚えておきましょう。ジョーカーが手元にあるだけで、ゲームを有利に進められます。
ワイルドポーカーにおけるジョーカーの強さを解説
ジョーカーを使ったワイルドポーカーは、一般的なポーカーのルールと異なります。
- ジョーカーとエースの序列について
- 同じ役ならジョーカー無しの方が強い
- 最強の役は「ファイブカード」
これからワイルドポーカーで遊ぶ予定のプレイヤーは、ぜひ覚えておきましょう。
①ジョーカーとエースの序列について
ジョーカーとエースでは役割が異なるので、両者の間に序列はありません。ジョーカはあくまで「手役を作りやすくなる万能カード」で、手元にあるだけで最低ワンペア以上が確定します。
一方の「A」は最も強い数字です。例えば「AA」と「KK」のワンペアだった場合、前者のほうが強いことになります。
「すべてのカードに応用できるジョーカーのほうが強い」と思っている人は注意しましょう。ジョーカーと「A」の役割を混同しないように気をつけてください。
②同じ役ならジョーカー無しの方が強い
自分と相手の役が同じ場合は、ジョーカーなしのプレイヤーが勝ちになります。よくある例として、フラッシュのジョーカーあり・なしのケースを比較してみましょう。
- Aさん:♡3♡7♡10♡K♡A
- Bさん:♡3♡7♡K♡A+ジョーカー
今回の勝者は、ジョーカーなしで役を揃えているAさんです。一見するとAさん・Bさんとも同じ♡のフラッシュで、最も大きい数字がAなので引き分けに思えます。
しかし「同じ役ならジョーカーなしのほうが強い」というルールがあることから、Aさんの勝ちとなります。
ジョーカーのメリットは、役を成立させやすいことです。しかし、相手と同じ役だった場合は負けになってしまうことも、デメリットとして覚えておく必要があります。
③最強の役は「ファイブカード」
ワイルドポーカーの場合、最も強い役は「ファイブカード」で、一般的なポーカーで最強の「ロイヤルストレートフラッシュ」よりも上位となります。
ファイブカードとは、同じ数字4つ+ジョーカーの組み合わせのことです。ファイブカードの中でも最強なのは「A×4枚+ワイルドカード」です。ファイブカードが揃った場合は「絶対勝利」と言っても過言ではありません。
ただし、ゲームによっては「ファイブカード<ロイヤルストレートフラッシュ」となっている場合もあります。そのため、ワイルドポーカーで遊ぶ前に役の強さを確認しておきましょう。
ジョーカーを使ったポーカーの強さ一覧と出現確率
ワイルドポーカーで代表的な役の完成率を、以下の表にまとめてみました。
役 | 確率 |
---|---|
ファイブカード | 0.00022% |
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% |
ストレートフラッシュ | 0.00139% |
フォーカード | 0.024% |
フルハウス | 0.144% |
フラッシュ | 0.198% |
ストレート | 0.392% |
スリーカード | 2.11% |
ツーペア | 4.75% |
ワンペア | 42.3% |
ハイカード(役なし) | 50.1% |
ここからは、ワイルドポーカーの代表的な役5つを、完成確率とともに紹介します。
- ファイブカード
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フラッシュ
- ツーペア
完成させたい役を確認してみてください。
①ファイブカード
完成確率 | 0.00022% |
---|---|
条件 | 4つの同じ数字+ジョーカー |
レア度 | ★★★★★ |
ファイブカードの出現率は約0.00022%と、天文学的とも言える数値です。実際にポーカーの役の中で最も完成確率が低いです。
一回でも出現させたら、友達に自慢できるレベルと言えます。
②ロイヤルストレートフラッシュ
完成確率 | 0.00015% |
---|---|
条件 | 同じマークで10・J・Q・K・Aの数字が揃う |
レア度 | ★★★★★ |
ロイヤルストレートフラッシュは同じマークで、「10,J,Q,K,A」のカードを揃える必要があります。ワイルドポーカーではファイブカードの次点の強さであるものの、一般的なポーカーでは最強の役です。
ちなみに、ロイヤルストレートフラッシュが完成する確率は、年末ジャンボ宝くじで2等賞を当てるのと同じくらいと言われています。
③ストレートフラッシュ
完成確率 | 0.00139% |
---|---|
主なカード | 同じマークで5連の数字 |
レア度 | ★★★★★ |
5枚のカードが同一マークで、なおかつ番号が続いている役がストレートフラッシュです。ただでさえ確率が低い「ストレート」と「フラッシュ」の両方が揃っていることから、非常に強力な役です。
④フラッシュ
完成確率 | 0.198% |
---|---|
主なカード | すべて同じマークのカード5枚 |
レア度 | ★★★★☆ |
フラッシュの出現確率は、約0.198%。おおよそ500回に1回の確率で出現します。フラッシュが完成したら、勝ちを意識するプレイヤーは多いでしょう。
フラッシュを完成させるのは大変ですが、それでもロイヤルストレートフラッシュに比べるとかなり高い確率と言えます。
⑤ツーペア
完成確率 | 4.75% |
---|---|
主なカード | 同じ数字ペア×2セット |
レア度 | ★★☆☆☆ |
ツーペアは5枚のカードで2つのペアができる役です。完成確率は約4.75%であり、おおよそ25分の1で出現します。ゲーム中で1回くらいは出現する役であることから、さほど強いとは言えません。
そのため勝負を続行するか否かは、相手の表情や仕草を確認しながら判断しましょう。
【注意】ポーカーは基本的にジョーカーを入れない
ここまでワイルドポーカーについて解説してきましたが、ポーカーでは基本的にジョーカーは入れません。ワイルドポーカーはあくまで特殊なルールだからです。
とくにオンラインカジノでは、ジョーカーを入れたワイルドポーカーはプレイヤー側に圧倒的に有利です。そのため、ワイルドポーカーを見つけたらぜひプレイしてみてください。
対面でプレイするときは、ワイルドカードが適用されていないか確認しておくといいでしょう。
ポーカーのジョーカーでよくある質問
ポーカーにジョーカーを入れれば通常と違うゲームを楽める
ポーカーにジョーカーを入れると、いつもと違った面白さが感じられます。なかなか完成しないレア役にお目にかかるチャンスが高まり、ポーカーの楽しさがさらに増すでしょう。
気軽にポーカーを楽しみたいなら、オンラインカジノがおすすめです。人気のベラジョンカジノなら豊富な種類のポーカーが遊べます。ワイルドポーカーも含めたさまざまなポーカーで遊んでみてください。