カジノ法案により日本でのギャンブル解禁も現実のものとなります。
その大きな目的は財源の確保と地域活性化です。そのほか、ギャンブルを解禁することでメリットとなることがいろいろとあります。
その反面、危惧すべきデメリットもあるのでギャンブルをする人は心得ておかなければなりません。そこで今回はギャンブルのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
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日本のカジノ法案はどうなる!?国内に合法ギャンブルを導入するメリット
まずはカジノ法案により国内に合法ギャンブルを導入することで得られるメリットを解説します。
主に日本経済にプラスとなる要素が多いことがわかりますが、もちろんこれはギャンブルを導入する目的でもあります。
ギャンブルのメリット①外国人観光客増加により経済が回る
日本が合法ギャンブルであるカジノを含むIR(複合型リゾート)建設を推進するのは、外国人観光客を増やして財政確保が期待できることにあります。
日本は少子化により生産年齢人口が減少、その結果として経済活力も低下すると予測されています。さらに高齢化により社会保障費は増加し、財政は苦しくなると考えられます。
そこでカジノを含むIRを建設し外国人旅行客を呼び込んで、あらたな財源にしようというのがカジノ法案です。
諸外国ではカジノ施設を含むIRが海外からの集客に役立っています。日本でも平成29年8月公表の「IR推進会議取りまとめ(概要)」では、2030年に6,000万人の外国人旅行客と15兆円の旅行消費額を目指すとしています。
ギャンブルのメリット②インフラ整備により地域が活性化される
カジノ開業によるギャンブルのメリットとして、あらたなインフラ整備が行われることで地域活性化が期待できることも挙げられます。
日本のインフラ(道路や橋など)はほとんど高度成長期に建設されているため、老朽化が問題視されています。しかし少子高齢化により自治体は財源が不足し、インフラ整備まで手が回らない状態です。
カジノを含むIR設備を誘致できれば、その収入を見込んでのインフラ財源も捻出できます。さらに新しい交通機関が整備されれば、地域活性化にもつながるでしょう。
たとえば大阪はIR開業までの経済効果を累積1兆4,711億円、開業後は毎年7,000億円と試算しました。さらに鉄道などのインフラ整備を含む投資額が7,759億円になると算出しています。
ギャンブルのメリット③雇用機会の創出につながる
ギャンブル施設のカジノ開業によるメリットとして、あらたな雇用機会の創出が挙げられます。
日本では働き方の多様化により、非正規雇用が増えました。特にサービス業の非正規雇用者比率は高く、賃金格差にもつながっています。
関西経済同友会は2016年3月に、カジノを含むIRの開業は約4万1千人の雇用創出が見込めると発表しました。大阪府は2030年のIR開業で7万人の雇用創出と試算しています。
これは就職先の多様化により、非正規雇用者の就業環境の改善にもつながることが期待できます。さらにIRにおける経済効果が賃金の上昇にもつながることでしょう。
ギャンブルのメリット④税収が上がり財政健全化へつながる
日本の国債発行による借金は1,100兆円を超えています。対して人口減少により税収は減少傾向にあります。しかしギャンブル施設を含むIRの開業により、税収が増えて財政の健全化につながることが期待できます。
カジノに関しては、事業者に対してカジノの収入の30%を税金とする案が出ています。ギャンブルによる利益に対する税金は、国内利用者は所得税がかかり、訪日外国人は非課税となる予定です。
大阪府が発表した調査報告書によると、2024年のIR開業で税収効果は600億円、2030年の開業で1,200億円と試算しています。横浜市の試算では毎年800億円から1,200億円の増収効果となっています。
このようにギャンブル施設を含むIRの開業により、国の財政に好影響が生まれることも大きなメリットです。
ギャンブルのメリット⑤非合法なギャンブルへの牽制になる
カジノ法案によりIRでのギャンブルを合法化することで、非合法なギャンブルへの規制が強化される可能性があります。これは水面下で進行するギャンブル依存性を軽減するメリットにもつながると考えられます。
国内での違法ギャンブルによる摘発は少なくありません。警視庁発表によると、令和元年の検挙件数は52件、検挙人員は351人で押収金は9,924万円となっています。
カジノ法案でIRでのギャンブルが合法化されれば、このような違法ギャンブルを行う事例は減少すると考えられます。
カジノ施設への入場は連続する28日間で10回までと制限はありますが、摘発される危険性を犯してまで違法ギャンブルを行うケースは減少するでしょう。これもIRでギャンブルを合法化するメリットと言えます。
リスクも…国内にカジノを導入するデメリット
このようにIRでギャンブルを行えるようにするメリットがある反面、カジノ導入によるデメリットもいくつか考えられます。
もちろんその対策は講じられますが、特に周辺住民の治安に関する不安が生じています。
ギャンブルのデメリット①ギャンブル依存症が増加する
IRのカジノ施設でギャンブルができるようになれば、それまではギャンブルをしなかった人が依存性になる可能性はあります。つまり、ギャンブル依存性が増えるデメリットが考えられます。
ギャンブル依存性は脳の病気なので、誰でも発症しうる点が危惧されています。
もちろん以下のようにギャンブル依存性への対策は『ギャンブル等依存症対策基本法』で定められています。
- 教育の振興など
- ギャンブル依存性の予防事業の実施
- 医療提供体制の整備
- 相談支援
しかしギャンブル依存性が増えてしまうと、医療提供などの対策に費用がかかる可能性もあります。
韓国では2000年にカジノ江原ランドが開業すると自国民のギャンブル依存性が増加し、年間20億円を投じて依存性者の割合を減少させています。
ギャンブルのデメリット②カジノ地域の治安の悪化
カジノを開業することでギャンブルをする人が増加し、周辺地域の治安が悪化する懸念があることもデメリットと言えるでしょう。
海外のカジノをみると、治安に関しては多くの場合で守られています。特にラスベガスやシンガポール、マカオは治安維持に力を入れていることでも知られています。
しかし一方で、韓国のカンウォンランドのように、教育環境の悪化や犯罪率の増加が見られるケースもあります。
そこで治安維持のために海外での事例を参考に、地域治安対策が講じられると考えられます。
ギャンブルのデメリット③マネーロンダリングの場となるリスク
カジノの誘致は周辺の治安悪化以外にも、マネーロンダリングといった犯罪が発生する可能性があります。この点もギャンブルのデメリットと言えるでしょう。
マネーロンダリング(資金洗浄)は日本でも摘発されていて、令和元年の検挙事件数は537件と過去最高を記録しています。ギャンブルが解禁されるとなれば、この数字はさらに増加する可能性があります。
マネーロンダリングが増加するということは、犯罪組織が強化され組織的な犯罪やテロが増えることにつながります。
もちろん日本でもマネーロンダリング対策を講じていますが、その成果は出ていないと言ってよいでしょう。そのため国際機関FATFから過去に3回の審査を受けて、対策の改正をしています。
カジノ開業に向けてどのようにマネーロンダリング対策を強化するのかが注目されています。
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ギャンブルを個人的に楽しむメリットとは?
ギャンブルは決して悪いものではありません。適切に利用することで、個人的に健全に楽しむことは可能だからです。
そこで、個人的に楽しむメリットをご紹介します。
メリット①ストレス解消や心の休息になる
ギャンブルは娯楽のひとつとして楽しむ限りは問題ありません。その結果、ストレス解消や心の休息につながればメリットになると言えます。
大阪府市が2018年12月に高校生向けのリーフレットを配布し、そこに記載されたギャンブルを娯楽と定義する内容が議論を呼びました。
これはギャンブルを推奨するとの声もありましたが、ギャンブルは「儲けるもの」ではなく「楽しむもの」と認識することは大切です。
そのうえでお金を払い、ストレス解消や休息に利用できれば、個人的には大きなメリットになるでしょう。
メリット②趣味や娯楽として日々の生活にハリを与える
ギャンブルを娯楽として楽しむ限りにおいては、趣味のひとつとして日々の生活にハリを与えてくれます。
仕事を優先して特に趣味がないという人も、カジノ開業によりギャンブルを楽しむ機会が生まれます。もちろん適度に楽しむ程度にすることが大事です。
カジノ施設に足を運べば、そこでほかの利用者との接点も生まれます。カジノゲームに関する情報交換なども楽しめるので、大きなメリットとなるでしょう。
メリット③コミュニケーションの手段になる
ギャンブルを娯楽として楽しみ、同じ楽しみを共有できる人がいればコミュニケーションの手段にもなります。
たとえばトランプを使用するポーカーには愛好家が多いことで知られます。世界の競技人口は1億人を超えて、その技能を競っています。そこで技術に関する情報交換や、参加したゲームの感想などを語り合うといったコミュニケーションが生まれます。
競馬や競輪などにコミュニティがあるように、ギャンブルのゲームでもさまざまなコミュニティが生まれ、参加者が楽しむことが予想されます。このようにコミュニケーションの手段となり得ることも、ギャンブルのメリットと言えます。
ギャンブルで遊ぶ際の危険なデメリットとは?
ここからはギャンブルをする個人にとってのデメリットをご紹介します。
国の経済にとってプラスになるとはいえ、ギャンブルをする個人が注意すべきことが多くあります。
デメリット①負ければ時間とお金は無駄になる
ギャンブルを娯楽と捉えることができるかどうかにもよりますが、人によってはゲームに負けると時間とお金の無駄になると感じるかもしれません。この限りにおいてはデメリットと思うことでしょう。
同じお金を投じて勝つことができれば、そのようなマイナス感情は生まれません。しかしギャンブルはあくまでも偶然によって結果が決まるため、自分の意思に反した結果が生じます。
ここで注意したいのは、ギャンブルは決して勝つためのゲームではないということです。勝つことが目的になると、負けを取り戻そうという意識が働きます。その結果、ギャンブル依存性になる可能性があります。
あくまでもギャンブルは娯楽であり、勝っても負けても投じたお金は娯楽費用であると認識することが大事です。
デメリット②ギャンブルよりも大切なものを見失う
ギャンブルにのめり込んでしまうと、さまざまなものを見失います。
たとえば仕事もそのひとつです。ギャンブルに依存するようになると、勝っても負けても常にギャンブルのことが頭に浮かぶようになります。
その結果、目の前の仕事に集中できないという事態にもなりかねません。これはギャンブルから生じる重大なデメリットです。
ほかに家族を心配させたり、場合によってはギャンブルのための借金をするようになるかもしれません。
こうなるとギャンブル中心の生活になってしまいます。ギャンブルよりも大切なものを完全に見失っている状態です。
このような危険性があることも、ギャンブルのデメリットとして注意しなければなりません。ギャンブルとは適度な距離を取ることが大切です。
デメリット③瞬間的な快楽への中毒となる
ギャンブルで勝てば一時的な快楽を感じます。この時、脳内ではドーパミンという物質が大量に分泌されています。ドーパミンは楽しいことがあれば分泌されるものなので、これ自体は特に問題ではありません。
しかし、そのドーパミンの分泌とギャンブルが結びついてしまうと、同じ行動を繰り返そうと脳が求めるようになってしまいます。その結果、ギャンブルでの瞬間的な快楽の中毒となり、なかなかやめることができなくなります。
これはギャンブル依存性につながる危険な状態です。そしてこのドーパミンの分泌から依存性へのつながりは、誰もが起こりうることです。つまり誰にとってもギャンブルは中毒性があるという点でデメリットと言えるでしょう。
そしてもうひとつ、注意が必要なことがあります。ギャンブルに勝っていなくても、このような中毒症状が生じる事例があるということです。
ギャンブルをすることで嫌なことを忘れることができると、それが快楽報酬として脳内で認識されます。つまり勝ち負けではなく、ストレス解消や現実逃避の目的でギャンブルにはまる可能性があるということです。
これも瞬間的な快楽が得られることが原因なので注意しなければなりません。
デメリット④主体性を失い搾取され続けてしまう
ギャンブルは依存症になると主体性を失い、搾取され続ける可能性があります。これも注意すべきデメリットです。
ギャンブル依存性になるということは、金銭的な問題を抱えるということです。借金をしてまでも、やめることができないからです。
これは明らかに問題のある行為ですが、本人はそのように認識できません。つまりこの状態は改善が必要であると、主体的に考えることができないのです。その結果、次々とカジノにお金を投じることになります。
ギャンブルはあくまでも娯楽であり、投じるお金はその費用であると認識することが大切です。ギャンブルで儲けようと思うと、依存性になる可能性が高いので注意しましょう。
まとめ
カジノを含めたIRを開業することで、国としては経済効果が期待できるメリットがあるとわかります。少子高齢化をともなう人口減少は経済規模の縮小にもつながるので、訪日外国人旅行客による収入に期待されます。
一方で特に個人がギャンブル依存性になる危険性もあるため、その対策をいかに講じるかが重要であると言えます。ギャンブルはあくまでも娯楽のひとつであることを広く周知することが大切です。