ポーカーやブラックジャック、バカラなど名前は聞いたことはあるものの、本場のルールはちょっと複雑で難しく感じてしまうものです。
それに比べて、ルーレットは数字や色を当てるだけというシンプルなルール設定であることから、初心者でも参加しやすいテーブルゲームの一つです。
さらに最近は、店舗型カジノだけではなく、オンラインで楽しむことができるオンラインルーレットもあります。
本日は、その華やかさと優雅さから、「カジノの女王」とも呼ばれるルーレットのトリビアを2つご紹介します。
ルーレットの勝率は、あなたが思うほど低くない
最初のトリビアは、勝率についてです。
カジノでは、ゲームごとのプレイヤーのベット額に対する、平均損失の割合のことを「ハウスエッジ」と呼びます。
このハウスエッジの割合が低いほど、プレイヤーに優しいゲームであると判断されます。
そして、アメリカンルーレットのオンラインルーレットの場合、ハウスエッジは5.26%。単純計算で、100ドルをベットした場合、5.26ドルがカジノ側の利益になる確率となります。
そしてこの割合は、カジノにもよりますが、ラスベガスルールのブラックジャックやバカラ、クラップス(2個のサイコロの出目を競うゲーム)と比較すると高いと言われています。
しかしこの考え方には、「1時間あたりにプレイする回数」の概念が抜けています。
例えば、アメリカンルーレットは1時間たり平均55回スピンします。
1スピン5ドルでプレイしていた場合、275ドルのベット額で、予想損失額は14.47ドルです。
一方、ビデオポーカーゲームで人気の「Jacks or Better」は、1時間あたり600ハンドこなされます。
1ハンド5ドルベットした場合、1時間で3,000ドル。ハウスエッジは2.7%なので、81ドルの予想損失額となります。
このように比較すると、ゆっくりカジノを楽しみながらプレイしたい場合、その中で勝利の気分も味わえるバランスの良いゲームだと言えます。
イーブンマネーベットの勝率は、実は50%ではない
イーブンマネーベットとは、赤か黒か、奇数か偶数か、あるいはLOW(1〜18)、HIGH(19〜36)、どちらかに着地することをベットする方法です。
一見すると、半分に賭けているのだから勝率は50%だと考えがちですが、実際は違います。
アメリカンルーレットのホイールには「0」、「00」があり、緑に着色されています。
さらに、これらは偶数にも奇数にもカウントされません。
つまり、ルーレットは36通りではなく、38通りのベットする場所があるのです。
そうなると、赤か黒にベットしても、勝率は18/38で、47.37%になります。
このことを理解した上でアメリカンルーレットに挑むことで、勝つ仕組みをより深く考えられるようになりますので、意識してみてください。
理解が深まると、ルーレットがもっと楽しくなる
ルーレットトリビア、いかがだったでしょうか?
トリビアはまだまだたくさんありますが、本日は代表する2つをご紹介しました。
ルーレットの楽しみ方には他にも確率を用いた戦略があったり、賭け方にはやってはいけないルールもありますので、その点は注意しながらプレイしてください。