プロのポーカープレイヤーの年収はどれくらい?稼ぎ方は大きく3つ

世界には「ポーカープロ」と呼ばれる人が数多くいますが、その年収はどれほどなのかご存知でしょうか。

実は世界のトッププレイヤーとなれば、年収は何十億円という額になります。世界的にポーカートーナメントは人気を集めており、賞金額も高額になっているというのが理由の一つです。

今回はそのポーカープロは具体的にどのように稼いでいるのかをご紹介。また、世界のトッププレイヤーと日本人のトッププレイヤーもランキング形式で発表します。

プロポーカープレイヤーの年収はいくら?

ポーカープロ

まず前提として、ポーカーのプロとはポーカーだけで生活できる人のことを指します。年収は生活費とポーカー大会に出場するための資金を十分に確保できる金額となります。

世界で活躍するポーカープロのトップとなれば、年収は数十億円単位です。ただしこれはごく限られたトッププレイヤーですし、日本人となればもっと低くなります。

ポーカープロの収入源はおもに2つあり、ひとつは契約するスポンサーからの収入、もうひとつはポーカーの試合によって得る賞金などです。

スポンサーとのプロ契約のためには実績が必要なので、順序としてはポーカーのトーナメントなどで賞金を得て生活することになるでしょう。

具体的な年収ですが、トーナメントの賞金は安定的に得られるものではないので平均額はないと考えてよいでしょう。ただし生活できるレベルは確保しているのは確かです。

また海外トーナメントに参加するためには旅費やホテル代、トーナメントへの参加費用などもあるので、これらを確保できるだけの年収ということになります。

ポーカーのプロの稼ぎ方①トーナメントの賞金

高額年収を得ているポーカープロの主な収入源はトーナメントの賞金です。世界中で年間を通してポーカーのトーナメントが開催されており、ポーカープロは現地に足を運んで参加します。

有名なものとしてラスベガスで毎年開催されるWSOP(ワールドシリーズオブポーカー)があります。ポーカートーナメントは特にポーカープロでなくても、参加費を払うことで誰でも参加できます。

ただしトーナメントは勝ち抜き戦であり百戦錬磨のプロがいるため、それなりの技術がなければ上位入賞は難しいでしょう。

優勝ともなれば高額賞金を獲得しますが、トッププレイヤーが参戦しているため安定的に稼ぐのは難しいと言えます。

ポーカーのプロの稼ぎ方②本場カジノのキャッシュゲームの勝利金

ポーカートーナメントは上位入賞しなければ賞金を得ることができません。つまり世界でもトップクラスの技術でなければ、ポーカートーナメントのみでポーカープロとして稼ぐのは難しいということです。

そこで次の手段としてあげられるのは、本場カジノのキャッシュゲームで稼ぐことです。キャッシュゲームはプレイヤー同士が直接キャッシュを賭けて行うゲームでいつでも参加できますし、トーナメントよりも長い稼働時間を確保できます。

また本場カジノのキャッシュゲームであれば、ポーカープロではないプレイヤーも参加するので稼ぎやすいという側面もあります。

ポーカーのプロの稼ぎ方③オンラインカジノのキャッシュゲーム

オンラインカジノのキャッシュゲームも、ポーカープロの稼ぎ方のひとつになっています。

本場カジノよりもさらに手軽に参加できること、場所を問わずどこでもプレイできる点で、ポーカープロになりたての人でも稼ぎやすいと言えます。

またオンラインカジノは本場カジノやトーナメントよりも、圧倒的に多くのプレイができる利点があります。

腕を磨きやすいという点で、ポーカープロを目指す人もオンラインカジノで長時間プレイをすると考えられます。

【日本人】国内のプロポーカープレイヤー・賞金王ランキングTOP10

ポーカープロ

海外トーナメントで活躍する日本人のポーカープロを、獲得賞金ランキング形式でご紹介します。

1位:當眞嗣成|227万1374ドル

ポーカーを始めたのは2010年で、それからわずか約2年で海外トーナメントのタイトルを獲得しています。

企業経営コンサルタントの株式会社トウマトータルビジネス代表取締役でもあります。

大学院在学中にみずほ銀行へ入行し、コンサルタント会社を自ら設立し、2020年には日本プロポーカー協会も立ち上げています。

ポーカーは心理戦を得意とするため、オンラインポーカーは利用しないというのが彼のスタイルだそう。

2位:四鹿和彦|168万2650ドル

熊本県で不動産会社を経営するポーカープロです。

もともとはバックギャモンのプレイヤーでしたが、2018年に参加した「EPTバルセロナ」で優勝し(賞金およそ3500万円)、2019年には突如として日本人プロポーカープレイヤーの賞金ランキング2位に躍り出ました。

自身が獲得した最高賞金額は2018年9月1日に参加した「ヨーロピアンポーカーツアー」での優勝賞金である43万1092ドルです。

3位:小倉孝|166万4975ドル

プロ雀士としても活躍しているポーカープロプレイヤーです。自身が持つポーカートーナメントでの最高獲得賞金額は、2018年3月22日に行われた「アジアパシフィックポーカーツアー」での優勝賞金である35万628ドルとなっています。

2020年に開設したYouTubeチャンネルではポーカー以外のカジノゲームに関する解説もしています。

4位:香川雅昭|152万2449ドル

最後に賞金を獲得したのは2013年1月27日の「2013オージーミリオンズポーカーチャンピオンシップ」における3位入賞の33万7824ドルです。

この年の7月24日、経営しているIT関連会社「コーエイプランニング」が特定電子メール法違反に抵触するとの容疑で香川雅昭氏は逮捕されました。以降はポーカープロとしての活動は確認できません。

5位:余語葦織|151万1357ドル

愛知県出身で2006年にカナダのクイーンズ大学を卒業したポーカープロです。オセアニア地域を中心に海外トーナメントで活躍し、以降はラスベガスやマカオにその活動の場を移しています。

最後に獲得した賞金は2020年3月11日に開催された「アジアポーカーツアー」での7位入賞による384ドルとなっています。賞金の過去最高金額は2013年5月30日に参加した「オーストラリアニュージーランドポーカーツアー」での2位入賞による12万3095ドルです。

高額賞金は少ないものの、数多くのトーナメントでの入賞を繰り返し、日本人ランキング5位となっています。

6位以降を一挙ご紹介!

続いてランキング6位以降の日本人ポーカープロプレイヤーをご紹介します。

6位:池内かずき(121万5015ドル)

2019年6月7日に参加した「第50回ワールドシリーズオブポーカー」で2位に入賞し、83万783ドルの賞金を獲得しています。

7位:木原直哉(117万2371ドル)

2012年6月18日に参加した「第43回ワールドシリーズオブポーカー」で優勝し、51万2029ドルの賞金を獲得しました。

8位:土川鉄也(95万9254ドル)

自身の最高獲得賞金額は2014年10月23日に参加した「ワールドポーカーツアー-WPTナショナルフィリピン」での優勝による15万3901ドルです。

9位:横澤真人(85万797ドル)

過去最高の獲得賞金額は2020年1月15日における「2020オージーミリオンズポーカーチャンピオンシップ」での5位入賞の16万7947ドルです。

直近では2021年8月5日の「セミノールハードロックポーカーオープン」で5位入賞し9450ドルを獲得しています。

10位:関谷洋右(77万6613ドル)

過去最高の獲得賞金額は2012年9月12日の「マカオポーカーカップチャンピオンシップ」での2位入賞による9万7848ドルです。

【海外】世界のプロポーカープレイヤー・賞金王ランキングTOP5

ポーカープロ

続いて、世界のプロポーカープレイヤーの賞金額をTOP5までご紹介します。海外にまで目を向けると、賞金額は桁違い。

今回は、1つの大会での賞金のみをピックアップしてランキングにしました。今までの賞金総額とは異なるのでご注意ください。

1位:ブリン・ケニー|2056万3324ドル

堂々の第一位は、ニューヨーク州出身のアメリカ人ポーカープレイヤー・ブリン・ケニーです。ポーカーを始める前には、マジックザ・ギャリングというカードゲームのプレイヤーでもありました。
1つの大会での最高賞金額は2056万3324ドル、今までに稼いだ額で言うと5640万3502ドル(約61億5千万円)にものぼります。その内訳のほとんどは2019年に稼いだものという点も驚きです。

2位:ジャスティン・ボノモ|1000万ドル

ジャスティン・ボノボも、元々はマジックザ・ギャリングのプレイヤーとして活躍していたポーカープレイヤーです。

1985年9月30日生まれの現在35歳と若い彼ですが、ポーカーの才能が開花したのはなんと19歳の時。

16歳からポーカーをプレイし始めたその3年後、パラダイスポーカーで$500を$10,000にまで増やしたのです。

その後、最年少ポーカープレイヤーとして華々しくデビューをし、多額の賞金を得るトップランカーにまで成長しました。

3位:ダニエル・ネグラヌ|828万8001ドル

ダニエル・ネグラヌは世界で最も知名度の高いポーカープレイヤーといっても過言ではありません。
ワールドシリーズオブポーカーでは6度の優勝、史上初のプレイヤーオブザイヤーを受賞した強い実力を持つ選手です。そのため、ポーカー界では「世界最強」とまで言われています。

1974年7月26日生まれ、現48歳の彼がポーカーを始めたのは15歳の頃。高校を中退してカジノでポーカーをプレイをし始めたのがきっかけです。

22歳の頃にはラスベガスへ移住し、プロのポーカープレイヤーとしてのキャリアを確立しました。

4位:フィドア・ホルツ|600万ドル

フィドア・ホルツはドイツ出身のプロポーカープレイヤーです。1993年生まれの現在27歳という若さで、ハイローラー向けトーナメントに多数出場。

2017年には投資会社を設立し、起業家としても活動をしています。初のトーナメント参加は2012年GPT II ディープスタックメインイベント。本大会では2位に入賞し、€15,320の賞金を獲得しました。

彼はデビューしてからの賞金獲得スピードが非常に早く、1年間で20億以上稼いだ年もあります。

5位:エリック・サイデル|248万9747ドル

エリック・サイデルは1959年11月6日生まれの現在61歳のプロポーカープレイヤーです。彼は元々はバックギャモンというボードゲームのプロプレイヤーでした。

バックギャモンのトーナメントに参加するために、ラスベガスに訪れたのがポーカーとの出会いのきっかけです。

当時、商社マンとして働いていた彼ですが、株価の暴落により失業しました。落ち目の時にプロポーカーを志し、見事に才能を開花させたのです。

1988年のワールドオブポーカーのメインイベントでは2位に入賞、その後もワールドシリーズオブポーカーで優勝を果たすなどグングンと力をつけていきます。2010年には、ポーカーで殿堂入りまで到達しました。

まとめ

今回は、ポーカープロについてご紹介しました。ポーカーのプロとは、「ポーカーの勝利金で生計を立てている人」のことです。

つまり、ランドカジノでもオンラインカジノでも生活できるほどに稼ぐことができるのであれば、あなたもポーカープロを名乗ることができます。

決して甘い世界ではなく、世界には猛者がたくさんいます。しかし、少しでも興味があるのであれば志てみるのも1つの選択ではないでしょうか。まずはオンラインカジノで練習をして、力をつけていきましょう!

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