ポーカーで勝つためには、オッズとアウツの確率計算が重要になってきます。とはいえ、オッズやアウツという言葉がわからないうえに、計算が苦手な人も中にはいるでしょう。
「ポーカーは100%運のゲーム」と主張する人がいますが、確率計算によって勝率は異なるため、一概に運のゲームとは言えません。
この記事ではポーカーにおけるオッズとアウツを解説しながら簡単な計算方法を紹介します。初心者はもちろん、レベルアップを目指している経験者もぜひご覧ください。
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目次
ポーカーの確率を計算するならオッズとアウツが重要

ポーカーで強くなるために、オッズとアウツの意味を理解するところから始めましょう。それぞれ詳しく解説します。
①オッズとは
オッズとはギャンブルなどで勝つ確率を示す期待値のことで、高いほうが儲けが多くなります。
例えば、当たる勝率が約50%のバカラゲームの場合、リターンが2倍以上なら「オッズが合う」1.5倍なら「オッズが合わない」と言います。
②アウツとは
アウツとは、ポーカーで強い役を完成させるために必要な「カード枚数」です。アウツは参加しているプレイヤー人数によって変化します。
たとえば、あなたが「♡A/♡2」の2枚のカードを持っている場合でフラッシュを完成させるのに必要なアウツは「♡3〜♡K」の11枚。
一方で、同じカードでフォーカードを狙いたい場合は「A」3枚+「2」3枚の合計6枚が必要なアウツです。ポーカーでは完成させたい役によって必要なアウツが変わるので、確率によって勝敗が大きく左右されます。
ポーカーのオッズ・アウツの計算方法を解説

オッズとアウツそれぞれの計算方法を解説します。わからなくなったら、何度も読み返してみてください。
①オッズ
オッズは「勝率×配当金額」で計算できます。「何ドル出して何ドル返ってくるのか?」と言い換えもできます。
ここで、オッズを計算するにあたって1つの例を紹介します。
- すでに掛けられたチップ額(ポット)が100ドルあるとき、他プレイヤーが50ドル掛けた
- ゲームに参加するには、他プレイヤー同様に自分も50ドル出す必要がある
- 勝負に勝った場合、リターンは100+50+50=200ドルである
あなたは50ドル出して200ドルのリターンがあるため、オッズは200/50=4倍。4回に1回の勝ち、つまり勝率25%で収支が同じになる計算です。
参加プレイヤーが2名の場合は、以下の式を覚えておけば、わざわざ計算する必要はありません。
【2人におけるオッズに見合う勝率】
相手のベット額 | 必要な勝率 |
ポットの1/4 | 勝率16.66% |
ポットの半分 | 勝率25% |
ポットと同額のベット | 勝率33% |
ポット2倍のベット | 勝率40% |
②アウツ
アウツは勝利に必要なカードの枚数です。3枚目の共通カードが配られる「フロップ」の後は、4枚目の「ターン」と5枚目の「リバー」の2回で、カードをめくるチャンスがあります。
ターンとリバーにおけるアウツの簡単な計算法則は以下のとおりです。
- ターンまでに必要なアウツ:カード枚数×2
- リバーまでに必要なアウツ:カード枚数×4
例えば、あと1枚でフラッシュが完成する状況のアウツは「13枚−4枚=9枚」なので、以下のように確率計算ができます。
- ターンまでに完成する確率
⇒9枚×2=約18% - リバーまでに完成する確率
⇒9枚×4=約36%
アウツの枚数とラウンドに合わせた確率表は、以下の通りです。
アウツの枚数 | ターン・リバーどちらかで出る確率 | ターンとリバーで出る確率 |
20枚 | 42.6% | 67.5% |
18枚 | 38.3% | 62.4% |
16枚 | 34% | 57% |
14枚 | 29.8% | 51.2% |
12枚 | 25.5% | 45% |
10枚 | 21.3% | 38.4% |
8枚 | 17.0% | 31.5% |
6枚 | 12.8% | 24.1% |
4枚 | 8.5% | 16.5% |
2枚 | 4.3% | 8.4% |
テキサスホールデムポーカーで役が完成する確率を計算

ポーカーで役を完成させるのに必要な確率は、ある程度覚えておくと便利です。ここからは、ポーカーの役を完成させる確率について、以下の内容を解説します。
- 役が完成する確率
- 特定のカードが配られる確率
- 特定のカードがターンもしくはリバーで完成する確率表
- 特定のハンドがプリフロップからリバーまでに完成する確率表
- フロップで特定のカードが配られる確率表
順番に見ていきましょう。
①役が完成する確率
以下の表は、ポーカーの役が共通カード3枚目と4枚目で完成する確率です。
ポーカーの役 | 3枚目で完成する確率 | 4枚目で完成する確率 |
ハイカード | 50.11% | 17.41% |
ワンペア | 32.43% | 48.74% |
ツーペア | 4.75% | 23.50% |
スリーカード | 2.11% | 4.83% |
ストレート | 0.39% | 4.62% |
フラッシュ | 0.19% | 3.25% |
フルハウス | 0.14% | 2.60% |
フォーカード | 0.024% | 0.16% |
ストレートフラッシュ | 0.0013% | 0.027% |
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% | 0.0032% |
知っておきたい値は、ハイカードの完成確率は3枚目の時点で約50%ですが4枚目ではわずか17.41%にまで下がること。4枚目までカードをめくれば、もっとも高い確率で完成できる役はワンペアです。
3枚目と4枚目で確率が大きく変わることから、勝負に出るタイミングによって出現しやすい役は変わってきます。
②特定のカードが配られる確率
以下の表は、プレイヤーに配られる2枚のカードの組み合わせをまとめた確率表です。
カード | 具体例 | 確率 |
特定のペアカード | A/Aなど | 0.453% |
JJ以上のペアカード | A/A、K/Kなど | 1.812% |
いずれかのペアカード | A/A、2/2~K/K | 5.889% |
同じマークのカード | ♡A/♡10、◇7/◇3 | 25.53% |
同じマークで続き数字のカード | ♡J/♡Q、◇9/◇8 | 3.92% |
Aが1枚以上ある | A/J、A/9など | 15.3% |
2枚ともQ以上のカード | A/Q、K/Qなど | 4.98% |
いずれかのペアカードが揃う確率は約6%。この時点でワンペア以上は確定しているため、勝負に出てもいいでしょう。
同じマークや連続で数字が繋がっているときは、フラッシュやストレートが完成するチャンス。3枚目のカードで何が出るのか、期待してみてください。
③特定のカードがターンもしくはリバーで完成する確率表
以下の表は、自分のカードが共通カード4枚目もしくは5枚目で役が完成する確率表です。
手元のカード | 狙うポーカー役 | 4枚目で完成する確率 | 5枚目で完成する確率 |
ペアでないカード | ワンペア | 12.8% | 13% |
ワンペア | スリーカード | 4.3% | 4.3% |
ツーペア | フルハウス | 8.5% | 8.5% |
スリーカード | フォーカード | 2.1% | 2.2% |
同じマーク4枚 | フラッシュ | 19.1% | 19.6% |
上の表より、ワンペア〜ストレートの役を狙うにあたって「4枚目と5枚目で完成する確率はあまり変わらない」ことがわかります。
4枚目をめくって完成しなかった場合、状況によって不利になるので、降参も選択肢に入れましょう。
④特定のハンドがプリフロップからリバーまでに完成する確率表
自分のカードが最初に配られる2枚の「プリフロップ」から、5枚目までに役が完成する確率を、以下の表にまとめてみました。
カード | ポーカーの役 | 確率 |
Aが1枚ある | Aのワンペア以上 | 31.8% |
ペアカード | スリーカード、フォーカード | 19.18% |
マークが同じ | フラッシュ | 27.9% |
プリフロップの時点でマークが同じ場合、フラッシュを期待するプレイヤーは多いですが、完成する確率は3割以下です。そのため、オッズは3倍以上でないと収支がマイナスになってしまいます。
⑤フロップで特定のカードが配られる確率表
以下の表は、自分のカードがフロップでめくったカードと役が成立する確率表です。
フロップのカード | 確率 |
ペアの数字がある | 17% |
3枚とも同じ数字 | 0.24% |
3枚とも同じマーク | 5.2% |
2枚が同一のマーク | 55% |
すべてのマークがバラバラ | 39.8% |
3枚が連続した数字 | 3.45% |
2枚が連続した数字 | 40% |
連続した数字がない | 55.6% |
フロップをめくるときはポーカーで緊張する瞬間ですが、約55%の確率で連続した数字は出ません。そのため、ストレートを狙うならフロップの時点で、最低でも成立させるカードが4枚はないと難しいでしょう。
ポーカーの確率計算についてよくある質問

A/Aの勝率はどれくらい?
2人勝負の場合、勝率は85%を超えます。参加人数によって期待値は変化しますが、A/Aは最初に配られるカードでもっとも強いカードです。
しかし、A/Aでも必ず勝てるわけではありません。カードを引くごとに状況が悪くなりそうであれば、降参しましょう。
もっとも期待できないハンドは?
マークが揃っていない「2」「7」のカードです。2人勝負でも勝率は3割程度しかありません。このカードが来た場合、降参して次のカードで勝負することをおすすめします。
まとめ:ポーカーは確率の計算が早くできれば勝率も上がる
ポーカーは確率の計算ができれば取るべき戦略が見えるようになるので、勝てるようになります。
負けそうなときには早めに降参し、逆に勝てる見込みがあるときには思い切ってプレイしましょう。そして、確率と結果が結びついてくればプレイに自信が出るはずです。
確率計算を覚えたい人は、ポーカーの実践を重ねましょう。
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